

毎日毎日丸つけで、子ども達と全然関われないや・・・。話聞いたり、一緒に遊んだりしたいんだけど。

休み時間は丸つけで追われているようだね。僕は今から、子ども達とレクレーションしてくるよ。

えーーー、昨日宿題出してないんですか??

もう丸つけは終わっているよ!今日は丸つけ時短術について解説しようね!
どうも、残業20時間LIFE小学校教員のちゃんゆーです。
「先生って忙しい仕事だよね。」ーこの言葉、教員人生1度は耳にする言葉ではないですか?でも、それでは自分の時間なんて確保できずに、毎日疲労だけが溜まってしまう毎日に・・・。
そんな皆さんに届けたい!!
始めよう!残業20時間LIFE
結論
✅ 子ども達自ら丸つけするスタイルへ!
✅ 丸つけは、その時間で完結させよう!
✅ ノート2冊で、時間を稼ごう!
丸つけは、業務の中で確実に必要なものです。しかし、そこに時間を奪われた結果「子ども達との時間が確保できない」となると、モチベーション下がりますよね。子ども達との信頼関係にも影響を及ぼす可能性は大。
そんな丸つけも工夫次第でしっかり時間を削減できます。毎日丸つけに追われている先生は要チェック!
丸つけ時間を減らす工夫を!
宿題の丸つけは、子どもに任せてみよう!
毎日やらなければいけない丸つけ。それが「宿題」ですよね。
漢字の書き取りや算数プリント、自主学習など先生や学年、学校によって宿題はさまざまだと思います。出した宿題は、責任を持って添削をしなければいけません。その丸つけを、子ども達自身にさせてみませんか。
【子ども達が丸つけできる工夫例】
工夫例 | メリット | デメリット |
---|---|---|
宿題の答えを朝から前に掲示しておく。 | 来た子から自分で丸つけできる。 | 子どもの朝の時間がなくなる。 登校が遅い子への配慮が必要。 |
朝学習等の時間に、一斉に丸つけする。 | 丸つけと同時に、チェックも可能 | 丸つけのための時間確保が必要になり、行事や集会等があればできない。 |
答えまで一緒に配る。 | 丸つけ、やり直しまで完結した状態で提出される。 | 写し書きすることができるため、宿題の定着度が分からない。 |
タブレットドリルの活用 | 基本的に丸つけまでされる。 | タブレットを持ち帰るため、家庭環境の整備や学校の協力が必要。 |
このように、一長一短にはなりますが、先生の丸つけ時間を削減する取り組みとしては効果の大きいものばかりです。
私の場合、行事や集会がない場合は、宿題チェックも含めて一斉に丸つけをしています。時間の確保が難しい場合は、朝から教室の何箇所かに答えを掲示し、混雑を避けるように丸つけできるスタイルをとっています。
まずは、子ども達の実態も考慮し、できることから取り組んでみましょう。低学年の場合も、定着までに少し時間はかかりますが、無理なことではありませんよ。
テストの丸つけは、テスト時間に!

テストの時間にテストの丸つけ??みんなが終わるまで待つのが普通じゃないの?
小学校では、定期的に行われる単元テスト。テストの丸つけも、勤務時間の中で大きな時間を割くものではないでしょうか。できるだけ早く、最低限の時間で終わらせる方法は、
「その時間を活用し、どんどん丸つけをしていく」です。
【私の実践方法】
1 ある程度の時間を決め(15分など)その時間以降、終わった子から提出させる。
2 提出されたものからどんどん丸つけを行う。
3 最後に回収した分だけ、空いた時間や放課後に丸つけする。
これだけで、放課後30枚丸つけしていたテストが、10枚程度に。人数が少ない場合やテストが簡単な場合は、その時間に終わらせることができます。
また、終わった子は自分の課題を行わせることによって、スキルアップや自主性を育むことができます。私の場合は、プログラミングやタイピング、ポップ作成などを行わせることが多いです。凄まじい速度でスキルアップしていきますよ!!

先生にも、子ども達にも素敵な時間を与えてくれる方法だね。
どーしても厳しい。そんな時は・・・。

やり方のイメージはわかったけど、他の仕事も色々あるし、うまくできそうにないよ。

そういう人のための手段はこちら!
- 話はわかったけど、なかなか実行に移せない。
- 丸つけは丁寧にしたい。
- コメント等も書きながら、子ども達との信頼関係を築きたい。
学級経営を行うにあたって、このような考えをもたれる先生も少なくないと思います。そんな先生へ、なるべく時間を有効に活用するための手段を3つ紹介します。
丸つけをするときは、1人時間を確保する!
丸つけや添削は、どうしても時間のかかる作業です。それでも時間を有効活用するのであれば、丸つけ業務は1人時間を確保して行いましょう。職員室など人が複数いる場所で行うと、違う話題が次々と・・・なんてこと珍しくありません。
・自分の教室にこもって作業する。
・職員室で丸つけする。
宿題に使うノートは2冊用意する!
イレギュラーな方法ではありますが、毎日の丸つけに追われているのであればこのような方法も効果的です。
1 宿題を提出させる。「ノート1号」
2 「ノート1号」の丸つけは放課後行い、子ども達との時間を確保する。
3 次の日の宿題は「ノート2号」にさせるようにする。
4 放課後、「ノート1号」の丸つけを行う。
5 次の日、「ノート2号」を提出させ、「ノート1号」を返却する。
この繰り返しを行うことで、休み時間は子ども達との時間(遊んだり、話したり、学習補充したり)にあてることができます。私は、「自主学習」や「漢字練習」などゆっくり添削したいもので、この方法を活用したことがあります。
持ち帰る!
あまり推奨はされませんが、どうしても時間がない時には管理職に相談して、家に持ち帰って作業しましょう。職員室で作業するよりも確実に早く終わらせることができます!

個人情報が関わってくるから、絶対に管理職に相談しよう!
先生の仕事を学びの仕組みに転換しよう!
「丸つけは先生の仕事」なんて考えていた時期がありました。でも、丸つけを言い訳にして子ども達と向き合えない日々。でも、それが子どものためだと思っていた時期。
しかし、子どもに委ねることでお互いにプラスに働くことを、この実践を通して感じることができました。「丸つけのような大事な仕事を子どもにさせたらダメよ。」なんて言われたこともあります。しかし、子ども達が自ら取り組んだ方が学びに繋がることってたくさんあるんです。
教師が子どもの学ぶ可能性を奪っているとしたら本末転倒です。決して楽しているわけではない。子ども達の学びにもなる、先生の負担減にもなる、それだけで素晴らしいことではないでしょうか。少し視点を変えて行動してみると、新たな学びの場が見つかるかもしれませんね。

丸つけに対する意識が少し変わってきたよ!僕も子どもとたくさん接したい。

その悩みを解決するためにも、まずは何か取り組んでみよう。気になることがあれば、いつでも相談してね!!
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